オールオン4によるインプラント治療の流れ

オールオン4によるインプラント治療の流れ

オールオン4による治療は、カウンセリング・検査・治療計画の立案・インプラント埋入手術・人工歯装着という流れで行われます。オールオン4治療では、まずカウンセリングで口腔内の状態や患者の希望を確認した後、治療に必要なデータをCT撮影などで取得した上で治療計画が立てられます。 治療計画立案後はインプラント埋入手術が行われますが、この手術は局所麻酔下で行われるので痛みを感じることはほとんどありません。手術では、まず歯科衛生士によって口腔内の清掃が行われますが、歯が残っている方は清掃後に抜歯を行います。次に、局所麻酔を行った上で4本のインプラントが顎の骨に埋入されます。埋入後は、インプラントと人工歯を連結するためのアバットメントを装着して手術は終了です。一定時間の安静後、事前に製作しておいた仮歯を装着して、その日は帰宅となります。 手術後1週間ほど経過したら抜糸を行い、抜糸後は埋め込んだインプラントと顎の骨が結合するのを待ちます。結合期間は個々の状況によって変わりますが、一般的には手術から3~6ヶ月ほどの期間が必要です。しっかりと結合したことが確認されたら、仮歯を外して最終的に使用する人工歯を装着します。以上でオールオン4治療は完了となりますが、オールオン4の寿命を少しでも延ばすには、治療後も3~6ヶ月ほどを目安に受診して、噛み合わせの調整やクリーニングなどのメンテナンスを受けることが重要です。

オールオン4は治療期間が短くて負担が少ない

歯のインプラント手術に興味があっても、治療期間が長そうなイメージがあり手術を受ける気になれない時にオールオン4は役立ちます。10回ほどの通院回数でインプラントの治療が終わるという手軽さと、手術を行った日に仮の被せ物を装着できる点も魅力です。初回の通院では問診と検査を行い、CTやMRIを使った診断で治療のプランを決めます。2回目の通院で治療の説明と予約を行い、手術は3回目の通院で行うことが多いのがオールオン4です。手術を終えた後の消毒や抜歯などで通院を繰り返すことになりますが、1回あたりの対応にかかる時間は短い点が評価されています。噛み合わせや見た目のチェックを行い問題がなければ、型取りした被せ物を取り付けることが可能です。完成した被せ物を装着した後に違和感があれば調整を行い、オールオン4の治療は完了します。治療期間は6ヵ月から7ヵ月ほどで、被せ物の調整にかかる期間によってはクリニックに足を運ぶ回数も増える場合はあります。